全国3か月予報 2023年2月～4月の天候見通し｜気温は平年並みか高い

予報のポイント

		平均気温（３か月）	降水量（３か月）	降雪量（３か月）
北日本	日本海側	低20 並40 高40％ 平年並か高い見込み	少30 並30 多40％ ほぼ平年並の見込み	少30 並40 多30％ ほぼ平年並の見込み
	太平洋側		少30 並40 多30％ ほぼ平年並の見込み	予報しません
東日本	日本海側	低20 並40 高40％ 平年並か高い見込み	少30 並30 多40％ ほぼ平年並の見込み	予報しません
	太平洋側		少40 並30 多30％ ほぼ平年並の見込み	予報しません
西日本	日本海側	低30 並30 高40％ ほぼ平年並の見込み	少40 並30 多30％ ほぼ平年並の見込み	予報しません
	太平洋側		少40 並40 多20％ 平年並か少ない見込み	予報しません
沖縄・奄美		低40 並30 高30％ ほぼ平年並の見込み	少40 並40 多20％ 平年並か少ない見込み	予報しません
数値は予想される出現確率（％）です

季節予報は、予測の確からしさに応じて、気温や降水量などを「低い（少ない）、平年並、高い（多い）」となる確率で表しています。
「平年並」がどの程度の値になるのかについては、参考資料（https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/sankou/zenpan3.html）をご覧ください。
文章による解説については、確率の大きさに応じた言葉で表現しています。詳しくは本資料末尾の「参考（確率予報の解説）」をご覧ください。

予想される海洋と大気の特徴

地球温暖化の影響等により、全球で大気全体の温度が高いでしょう。 ラニーニャ現象の影響が残るため、海面水温は太平洋赤道域の中部付近から東部でやや低く、太平洋熱帯域西部で高く、インド洋熱帯域で低い見込みです。このため、積乱雲の発生は太平洋赤道域の日付変更線付近で少なく、南シナ海からフィリピンの東海上で多く、インド洋熱帯域で少ないでしょう。 積乱雲の発生が太平洋赤道域の日付変更線付近で少ない影響により、アリューシャン低気圧は南西側で弱く、期間の後半を中心に北・東日本は寒気の影響を受けにくいでしょう。 積乱雲の発生がフィリピン付近で多い影響により、西日本太平洋側と沖縄・奄美では、低気圧や前線の影響を受けにくいでしょう。 期間のはじめは、上空の偏西風は日本付近でやや南に蛇行し、全国的に寒気の影響をやや受けやすいでしょう。

数値予報結果をもとにまとめた予想される海洋と大気の特徴

月別の平均気温・降水量

		平均気温 02月	平均気温 03月	平均気温 04月
北日本		低40 並30 高30％ ほぼ平年並の見込み	低20 並40 高40％ 平年並か高い見込み	低20 並40 高40％ 平年並か高い見込み
東日本		低40 並30 高30％ ほぼ平年並の見込み	低20 並40 高40％ 平年並か高い見込み	低20 並40 高40％ 平年並か高い見込み
西日本		低40 並30 高30％ ほぼ平年並の見込み	低30 並30 高40％ ほぼ平年並の見込み	低20 並40 高40％ 平年並か高い見込み
沖縄・奄美		低40 並30 高30％ ほぼ平年並の見込み	低40 並30 高30％ ほぼ平年並の見込み	低30 並30 高40％ ほぼ平年並の見込み
数値は予想される出現確率（％）です

01月（20日まで）の天候経過

上旬は、北・東日本を中心に冬型の気圧配置となった時期があり、西日本と沖縄・奄美を中心に高気圧に覆われやすい時期があったため、北・東日本太平洋側、西日本と沖縄・奄美では晴れた日が多くなりました。中旬は、冬型の気圧配置となりにくく北・東日本日本海側では晴れた日もありましたが、北・東日本太平洋側と西日本では気圧の谷の影響を受けやすく、低気圧や前線の影響でまとまった雨の降った所もありました。 気温は、北日本では上旬の前半と中旬の後半は寒気の影響で平年を下回る日がありましたが、上旬の後半から中旬の前半は寒気の影響を受けにくく平年を上回りました。東・西日本と沖縄・奄美では中旬の前半を中心に暖かい空気に覆われやすく平年を上回る日が多くなりました。

参考