気象庁は3月7日、関東甲信地方に「大雪と雷及び突風に関する気象情報」を東京都に「大雨と大雪及び雷に関する気象情報」を発表しました。東京都では、7日18時から8日18時までの24時間に、いずれも多いところで東京23区で3cm、多摩北部で5cm、多摩南部で5cm、多摩西部で3cmの降雪が予想されています。
南岸低気圧と太平洋側の雪|関東に大雪を降らせる南岸低気圧とは
東京の初雪 1876年から2024年(明治10年〜令和6年)の寒候年記録
東京都気象情報
大雨と大雪及び雷に関する東京都気象情報 第2号
[気象状況と予想]
7日夜に日本の南に発生する低気圧が、急速に発達しながら8日にかけて日本の東を北東へ進む見込みです。
このため、伊豆諸島南部では、7日夜から8日朝にかけて雨が降り、大雨となる見込みです。東京地方では、8日未明から朝にかけて雪や雨が降るでしょう。
また、8日午後には、東日本の上空約5500メートルに氷点下30度以下の寒気が流れ込むため、東京地方や伊豆諸島では大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
<大雨>
伊豆諸島南部では、6日までの大雨で地盤が緩んでいる所があります。8日未明から明け方にかけては、雷を伴った激しい雨が降って大雨となる所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合は、8日未明から朝は警報級の大雨となる可能性があります。土砂災害に注意・警戒してください。
<大雪>
東京地方では、8日未明から朝にかけて雪や雨が降り、多摩南部や多摩北部では大雪となる所があるでしょう。東京23区でも積雪となる見込みです。予想より降水量が多く気温が低くなった場合には、東京23区や多摩西部でも大雪注意報を発表する可能性があります。大雪による交通障害や路面の凍結に注意してください。
<雷・突風>
東京地方では、8日昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて、伊豆諸島では、8日昼過ぎから夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。また、東京地方では、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[量的予想]
<雨の予想>
7日18時から8日18時までに予想される24時間降水量は、多い所で、
伊豆諸島北部 40ミリ
伊豆諸島南部 70ミリ
の見込みです。
<雪の予想>
7日18時から8日18時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
東京23区 3センチ
多摩北部 5センチ
多摩南部 5センチ
多摩西部 3センチ
の見込みです。
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
また、土砂災害や浸水害及び洪水害の危険度に関しては「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)をご確認ください。
この情報は「雪に関する東京都気象情報」を引き継ぐものです。
次の「大雨と大雪及び雷に関する東京都気象情報」は、8日6時頃に発表する予定です。
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雪に関する東京都気象情報 第1号
[気象状況と予想]
7日夜に低気圧が日本の南で発生し、前線を伴いながら発達して、8日にかけて日本の東を北東へ進む見込みです。
このため、東京地方では、8日未明から朝にかけて雨や雪が降るでしょう。
[防災事項]
東京地方では、8日未明から朝にかけて雨や雪が降り、積雪となる所があるでしょう。23区では今のところうっすらと積もる程度の見込みですが、予想より降水量が多く気温が低くなった場合には、降雪量の増えるおそれがあります。降雪による交通障害や路面の凍結に留意してください。
[量的予想]
<雪の予想>
7日6時から8日6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で、
東京地方 2センチ
の見込みです。
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
次の「雪に関する東京都気象情報」は、7日17時頃に発表する予定です。
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関東甲信地方気象情報
大雪と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報 第2号
[気象状況と予想]
7日夜に日本の南に発生する低気圧が、急速に発達しながら8日にかけて日本の東を北東へ進む見込みです。このため、関東甲信地方では、8日午前中は内陸を中心に雪が降るでしょう。
また、8日午後には、東日本の上空約5500メートルに氷点下30度以下の寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
<大雪>
関東地方の平地では、8日明け方から昼前にかけて大雪となる所がある見込みです。予想より降水量が多く気温が低くなった場合には、警報級の大雪となる可能性があります。積雪による交通障害や路面の凍結に注意・警戒してください。
なお、東京23区でも積雪となる見込みです。予想より降水量が多く気温が低くなった場合には、大雪注意報を発表する可能性があります。
<雷・突風>
関東地方と伊豆諸島では、8日午後は、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[量的予想]
<雪の予想>
7日18時から8日18時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
関東地方北部の山地 8センチ
関東地方北部の平地 5センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 7センチ
関東地方南部の平地 5センチ
甲信地方 5センチ
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
この情報は「大雪に関する関東甲信地方気象情報」を引き継ぐものです。
次の「大雪と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」は、8日6時頃に発表する予定です。
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大雪に関する関東甲信地方気象情報 第1号
[気象状況と予想]
7日夜に日本の南に発生する低気圧が、急速に発達しながら8日にかけて日本の東を北東へ進む見込みです。このため、関東甲信地方では、8日午前中は内陸を中心に雪が降るでしょう。
[防災事項]
8日明け方から昼前にかけて、関東地方南部の平地では大雪となる所がある見込みです。積雪による交通障害や路面の凍結に注意してください。
[量的予想]
7日12時から8日12時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
関東地方北部の山地 5センチ
関東地方北部の平地 3センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 5センチ
関東地方南部の平地 5センチ
甲信地方 5センチ
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
次の「大雪に関する関東甲信地方気象情報」は、7日16時30分頃に発表する予定です。
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全般気象情報
雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報 第1号
[気圧配置など]
8日から9日にかけて、西日本から東日本の上空約5500メートルには、氷点下30度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。また、低気圧が日本海を発達しながら東に進み、9日朝にかけて東北地方を通過するでしょう。
西日本や東日本では、上空寒気や低気圧に向かって流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、所々で積乱雲が発達する見込みです。
[防災事項]
西日本では8日、東日本では8日から9日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[補足事項等]
地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。次の「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」は8日5時頃に発表する予定です。
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