気象予報

2月~4月の天気 北・東日本で気温高く春が早い見通し 気象庁3か月予報

2月~4月の天気 北・東日本で気温高く春が早い見通し 気象庁3か月予報

 

気象庁は1月21日(火)14時、2025年2月から4月の天候予想(季節予報・3か月予報)を発表しました。寒気の影響を受けにくく、気温は北日本と東日本で高く、西日本で平年並みか高い見込みです。降雪量は、北日本の日本海側で少なく、西日本と沖縄・奄美の降水量は、低気圧や前線の影響を受けにくいため、平年並みか少ない予想です。

 

2025年2月から4月の天気 気象庁全国3か月予報

エリア別の3か月予報

          

 

▶ 向こう3か月の予報 – 気象庁 季節予報解説資料

 

気温高く、降雪量は少ない

  • 向こう3か月の気温は、寒気の影響を受けにくいため、北・東日本では高く、西日本では平年並か高いでしょう。
  • 向こう3か月の降水量は、西日本と沖縄・奄美では、低気圧や前線の影響を受けにくいため、平年並か少ないでしょう。
  • 向こう3か⽉の降雪量は、北日本日本海側では、寒気の影響を受けにくいため、少ないでしょう。

 

2025年2月から4月の全国3か月予報

全国 3か月予報(02月~04月)
2025年01月21日14時00分 気象庁 発表
02月~04月 気温 平均気温は、北・東日本で高い確率50%、西日本で平年並または高い確率ともに40%です。
降水量 降水量は、西日本と沖縄・奄美で平年並または少ない確率ともに40%です。
降雪量 降雪量は、北日本日本海側で少ない確率50%です。
02月 天候 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。東・西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。北・東日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。西日本太平洋側では、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
気温 気温は、沖縄・奄美で平年並または低い確率ともに40%です。
降水量 降水量は、西日本と沖縄・奄美で平年並または少ない確率ともに40%です。
03月 天候 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。東・西日本日本海側では、天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ曇りや雨または雪の日が少ないでしょう。北日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。東日本太平洋側では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。西日本太平洋側では、天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、天気は数日の周期で変わりますが、平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。
気温 気温は、北・東・西日本で高い確率50%です。
降水量 降水量は、西日本と沖縄・奄美で平年並または少ない確率ともに40%です。
04月 天候 北・東日本日本海側と沖縄・奄美では、天気は数日の周期で変わるでしょう。北・東日本太平洋側と西日本では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
気温 気温は、北・東・西日本で平年並または高い確率ともに40%です。

 

2月~4月 3か月の平均気温・降水量・降雪量

平均気温(向こう3か月) 降水量(向こう3か月) 降雪量(向こう3か月)
北日本 日本海側
低20 並30 高50
高い見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
50 並30 多20%
少ない見込み
太平洋側
少30 並40 多30%
ほぼ平年並の見込み
予報しません
東日本 日本海側
低20 並30 高50
高い見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
予報しません
太平洋側
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
予報しません
西日本 日本海側
低20 並40 高40
平年並か高い見込み
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
予報しません
太平洋側
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
予報しません
沖縄・奄美
40 並30 高30%
ほぼ平年並の見込み
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
予報しません
数値は予想される出現確率(%)です 気温画像 降水量画像 降雪量画像

季節予報は、予測の確からしさに応じて、気温や降水量などを「低い(少ない)、平年並、高い(多い)」となる確率で表しています。
「平年並」がどの程度の値になるのかについては、参考資料(https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/sankou/zenpan3.html)をご覧ください。
文章による解説については、確率の大きさに応じた言葉で表現しています。詳しくは本資料末尾の「参考(確率予報の解説)」をご覧ください。

 

 

2月~4月 月別の天候の予想

2月の天気

  • 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。
  • 東・西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。
  • 北・東日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
  • 西日本太平洋側では、低気圧の影響を受けにくいため、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。
  • 沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。

 

3月の天気

  • 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。
  • 東・西日本日本海側では、天気は数日の周期で変わりますが、寒気の影響を受けにくいため、平年に比べ曇りや雨または雪の日が少ないでしょう。
  • 北日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
  • 東日本太平洋側では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
  • 西日本太平洋側では、天気は数日の周期で変わりますが、低気圧や前線の影響を受けにくいため、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。
  • 沖縄・奄美では、天気は数日の周期で変わりますが、低気圧や前線の影響を受けにくいため、平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。

 

4月の天気

  • 北・東日本日本海側と沖縄・奄美では、天気は数日の周期で変わるでしょう。
  • 北・東日本太平洋側と西日本では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。

 

2月~4月 月別の平均気温と降水量

2月・3月・4月の平均気温

平均気温 2月 平均気温 3月 平均気温 4月
北日本
低30 並30 高40
ほぼ平年並の見込み
低20 並30 高50
高い見込み
低20 並40 高40
平年並か高い見込み
東日本
低30 並30 高40
ほぼ平年並の見込み
低20 並30 高50
高い見込み
低20 並40 高40
平年並か高い見込み
西日本
40 並30 高30%
ほぼ平年並の見込み
低20 並30 高50
高い見込み
低20 並40 高40
平年並か高い見込み
沖縄・奄美
40 並40 高20%
平年並か低い見込み
40 並30 高30%
ほぼ平年並の見込み
低30 並40 高30%
ほぼ平年並の見込み
数値は予想される出現確率(%)です 気温画像 気温画像 気温画像

 

2月・3月・4月の降水量

降水量 2月 降水量 3月 降水量 4月
北日本 日本海側
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
少30 並40 多30%
ほぼ平年並の見込み
太平洋側
少30 並40 多30%
ほぼ平年並の見込み
少30 並30 多40
ほぼ平年並の見込み
少30 並40 多30%
ほぼ平年並の見込み
東日本 日本海側
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
太平洋側
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
少30 並40 多30%
ほぼ平年並の見込み
西日本 日本海側
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
太平洋側
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
沖縄・奄美
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
数値は予想される出現確率(%)です 降水量画像 降水量画像 降水量画像

 

補足事項

2月の予報については、新しい資料による次回以降の1か月予報を適宜ご利用ください。

 

予想される海洋と大気の特徴

  • 地球温暖化の影響等により、全球で大気全体の温度が高いでしょう。
  • ラニーニャ現象に近い状態は次第に弱まるものの、太平洋熱帯域の海面水温は中部では低く、西部では高いでしょう。
  • このため、積乱雲の発生は、日付変更線付近では少ないですが、インドネシアからフィリピン付近で多いでしょう。
  • これらの影響により、アリューシャン低気圧は平年より弱く、期間の後半を中心に北・東・西日本では寒気の影響を受けにくいでしょう。
  • 西日本と沖縄・奄美では、南からの湿った空気が流れ込みにくいため、低気圧や前線の影響を受けにくいでしょう。
予想される海洋と大気の特徴
数値予報結果をもとにまとめた予想される海洋と大気の特徴

3か月予報は、主に熱帯域のゆっくりとした海洋変動の大気への影響に基づいています。
中高緯度の大気独自の変動(寒帯前線ジェット気流の蛇行や北極振動等)は予測の不確実性が大きいため、予報を検討する際にはこの点も考慮しています。

 

1月の天候経過

1月19日までの天候経過

  • 日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過し、低気圧は北日本付近を通過しやすく、低気圧の通過後は西高東低の冬型の気圧配置となりました。
  • このため、北・東日本日本海側を中心に、曇りや雪または雨となりました。一時的に冬型の気圧配置が強まり、北・東・西日本の日本海側を中心に、大雪となった所がありました。一方、冬型の気圧配置が長続きしなかったものの、低気圧の影響を受けにくく高気圧に覆われた時期もあったため、北・東・西日本太平洋側を中心に、晴れた日が多くなりました。西日本日本海側と沖縄・奄美では、降水量が平年を大きく下回りました。
  • 気温は、北・東日本では、寒気の影響は一時的でしたが、西日本と沖縄・奄美では、寒気の影響を受けやすかったため平年を下回りました。
気温降水量日照時間図

 

参考

確率予報の解説(ここでは確率予報を次のような言葉で解説しています)
出現確率(低い(少ない):平年並:高い(多い)) 解説
高い(多い)確率が50%以上 高い(多い)見込み
(20:40:40) 平年並か高い(多い)見込み
平年並の確率が50%以上 平年並の見込み
(40:30:30) (30:40:30) (30:30:40) ほぼ平年並の見込み
(40:40:20) 平年並か低い(少ない)見込み
低い(少ない)確率が50%以上 低い(少ない)見込み

 

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