気象予報

12月~2月の天気 平年並みの寒い冬、日本海側は降雪量多い|2024年冬の3か月予報 気象庁

12月~2月の天気 平年並みの寒い冬、日本海側は降雪量多い|2024年冬の3か月予報 気象庁

気象庁は11月19日(木)14時、12月から2025年2月の天候予想(季節予報・3か月予報)を発表しました。

ラニーニャ現象時の特徴が明瞭となることから、太平洋熱帯域の海面水温は西部で高く、中・東部で低いでしょう。
上空の偏西風は中国付近では北に、日本付近でやや南に蛇行する見込みです。
東・西日本を中心に冬型の気圧配置が強まる時期がある見込みです。

12月から2025年2月の天気 気象庁全国3か月予報

エリア別の3か月予報

          

 

▶ 向こう3か月の予報 – 気象庁 季節予報解説資料

 

気温は、全国的にほぼ平年並の寒さ

  • 向こう3か月の気温は、全国的にほぼ平年並となるでしょう。
  • 向こう3か月の降水量は、北日本日本海側では低気圧の影響を受けやすく、東日本日本海側では冬型の気圧配置が強まる時期があるため、平年並か多いでしょう。一方、東・西日本太平洋側では低気圧の影響を受けにくい時期があるため、平年並か少ない見込みです。
  • 向こう3か月の降雪量は、北・東・西日本日本海側では冬型の気圧配置が強まる時期があるため、平年並か多いでしょう。

※西日本日本海側の降雪量予報は近畿日本海側と山陰を対象としており、九州北部地方は含みません。

 

2024年12月から2025年2月の全国3か月季節予報

全国 3か月予報(12月~02月)
2024年11月19日14時00分 気象庁 発表
12月~02月 降水量 降水量は、北・東日本日本海側で平年並または多い確率ともに40%、東・西日本太平洋側で平年並または少ない確率ともに40%です。
降雪量 日本海側の降雪量は、平年並または多い確率ともに40%です。
12月 天候 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。東・西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。北・東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
降水量 降水量は、北・東日本日本海側で平年並または多い確率ともに40%です。
01月 天候 北日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪の日が多いでしょう。東日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が多いでしょう。西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。北日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。東・西日本太平洋側では、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
降水量 降水量は、北・東日本日本海側で平年並または多い確率ともに40%、東・西日本太平洋側で平年並または少ない確率ともに40%です。
02月 天候 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。東・西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。北・東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。

 

12月~2月 3か月の平均気温・降水量・降雪量

平均気温(向こう3か月) 降水量(向こう3か月) 降雪量(向こう3か月)
北日本 日本海側
低30 並30 高40
ほぼ平年並の見込み
少20 並40 多40
平年並か多い見込み
少20 並40 多40
平年並か多い見込み
太平洋側
少30 並30 多40
ほぼ平年並の見込み
予報しません
東日本 日本海側
低30 並40 高30%
ほぼ平年並の見込み
少20 並40 多40
平年並か多い見込み
少20 並40 多40
平年並か多い見込み
太平洋側
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
予報しません
西日本 日本海側
低30 並40 高30%
ほぼ平年並の見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
少20 並40 多40
平年並か多い見込み
太平洋側
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
予報しません
沖縄・奄美
低30 並30 高40
ほぼ平年並の見込み
少30 並40 多30%
ほぼ平年並の見込み
予報しません
数値は予想される出現確率(%)です 気温画像 降水量画像 降雪量画像

季節予報は、予測の確からしさに応じて、気温や降水量などを「低い(少ない)、平年並、高い(多い)」となる確率で表しています。
「平年並」がどの程度の値になるのかについては、参考資料(https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/sankou/zenpan3.html)をご覧ください。
文章による解説については、確率の大きさに応じた言葉で表現しています。詳しくは本資料末尾の「参考(確率予報の解説)」をご覧ください。

 

 

12月~1月 月別の天候の予想

12月の天気

  • 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。
  • 東・西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。
  • 沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
  • 北・東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。

2025年1月の天気

  • 北日本日本海側では、低気圧の影響を受けやすいため、平年に比べ曇りや雪の日が多いでしょう。
  • 東日本日本海側では、冬型の気圧配置が強まる時期があるため、平年に比べ曇りや雪または雨の日が多いでしょう。
  • 西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。
  • 北日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
  • 東・西日本太平洋側では、低気圧の影響を受けにくいため、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。
  • 沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。

2025年2月の天気

  • 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪の⽇が多いでしょう。
  • 東・西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または⾬の⽇が多いでしょう。
  • 北・東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの⽇が多いでしょう。
  • 沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。

 

12月~2月 月別の平均気温と降水量

12月・1月・2月の平均気温

平均気温 12月 平均気温 1月 平均気温 2月
北日本
低30 並30 高40
ほぼ平年並の見込み
低30 並40 高30%
ほぼ平年並の見込み
低30 並30 高40
ほぼ平年並の見込み
東日本
低30 並30 高40
ほぼ平年並の見込み
40 並30 高30%
ほぼ平年並の見込み
低30 並40 高30%
ほぼ平年並の見込み
西日本
低30 並30 高40
ほぼ平年並の見込み
40 並30 高30%
ほぼ平年並の見込み
低30 並40 高30%
ほぼ平年並の見込み
沖縄・奄美
低30 並30 高40
ほぼ平年並の見込み
低30 並40 高30%
ほぼ平年並の見込み
低30 並30 高40
ほぼ平年並の見込み
数値は予想される出現確率(%)です 気温画像 気温画像 気温画像

 

12月・1月・2月の降水量

降水量 12月 降水量 1月 降水量 2月
北日本 日本海側
少20 並40 多40
平年並か多い見込み
少20 並40 多40
平年並か多い見込み
少30 並30 多40
ほぼ平年並の見込み
太平洋側
少30 並30 多40
ほぼ平年並の見込み
少30 並30 多40
ほぼ平年並の見込み
少30 並30 多40
ほぼ平年並の見込み
東日本 日本海側
少20 並40 多40
平年並か多い見込み
少20 並40 多40
平年並か多い見込み
少30 並30 多40
ほぼ平年並の見込み
太平洋側
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
西日本 日本海側
少30 並40 多30%
ほぼ平年並の見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
少30 並40 多30%
ほぼ平年並の見込み
太平洋側
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
40 並40 多20%
平年並か少ない見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
沖縄・奄美
少30 並40 多30%
ほぼ平年並の見込み
40 並30 多30%
ほぼ平年並の見込み
少30 並40 多30%
ほぼ平年並の見込み
数値は予想される出現確率(%)です 降水量画像 降水量画像 降水量画像

補足事項
12月の予報については、新しい資料による次回以降の1か月予報を適宜ご利用ください。
また、寒候期予報として発表していたこの冬(12~2月)の予報については、今回の3か月予報等最新の予報をご利用ください。

 

予想される海洋と大気の特徴

  • 地球温暖化の影響等により、中緯度帯を中心に大気全体の温度が高いでしょう。
  • ラニーニャ現象時の特徴が明瞭となることから、太平洋熱帯域の海面水温は西部で高く、中・東部で低いでしょう。また、インド洋熱帯域では東部で高いでしょう。このため、インドネシア付近を中心に積乱雲の発生が多い一方、日付変更線付近では積乱雲の発生が少ないでしょう。
  • これらの影響により、上空の偏西風は中国付近では北に、日本付近でやや南に蛇行する見込みです。シベリア高気圧は南東側への張り出しがやや強い時期があり、アリューシャン低気圧は西側で強いでしょう。
  • これらのことから、東・西日本を中心に冬型の気圧配置が強まる時期がある見込みです。東・西日本太平洋側では低気圧の影響を受けにくい時期があるでしょう。また、北日本では低気圧の影響を受けやすい時期がある見込みです。
予想される海洋と大気の特徴
数値予報結果をもとにまとめた予想される海洋と大気の特徴

3か月予報は、主に熱帯域のゆっくりとした海洋変動の大気への影響に基づいています。
中高緯度の大気独自の変動(寒帯前線ジェット気流の蛇行や北極振動等)は予測の不確実性が大きいため、予報を検討する際にはこの点も考慮しています。

 

参考

確率予報の解説(ここでは確率予報を次のような言葉で解説しています)
出現確率(低い(少ない):平年並:高い(多い)) 解説
高い(多い)確率が50%以上 高い(多い)見込み
(20:40:40) 平年並か高い(多い)見込み
平年並の確率が50%以上 平年並の見込み
(40:30:30) (30:40:30) (30:30:40) ほぼ平年並の見込み
(40:40:20) 平年並か低い(少ない)見込み
低い(少ない)確率が50%以上 低い(少ない)見込み

気象庁:JMA

 

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uPw

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