インド豪雨
7月26日
インド当局は25日、モンスーンの豪雨よる洪水と土砂災害の死者が、159人になったと発表した。
西部の沿海部では22日以降、豪雨が続いており、インド気象局(IMD)は、今後数日間さらなる豪雨が予想されるして、警戒を呼び掛けている。
専門家によると、モンスーンの豪雨は、気候変動の影響で頻度と強度が増加しているという。
マハラシュトラ州では、これまでに149人が死亡した。うち40人以上は、ムンバイ(旧ボンベイ)の南東約250キロに位置する山腹の村タリエで、22日に発生した大規模な土砂災害で死亡した。
同州では、猛暑の中を約23万人が避難生活を送っている。今も100人が行方不明になっており、救助隊は重機を使い、泥をかき分けて捜索を続けている。
7月25日
インドでモンスーンによる記録的な豪雨で洪水や土砂崩れが発生し、24日までに125人の死亡が確認された。
金融の中心地ムンバイがあるマハラシュトラ州では、7月としては過去40年で最大となる雨量を記録。豪雨が数日続いており、数十万人の生活に深刻な影響が出ているほか、主要河川には氾濫の危険がある。
州当局者によると、ムンバイの南東約180キロにあるタリアイの村では、土砂崩れでほとんどの家が倒壊し、死者は42人に上っている。
インド西部では、一部の地域で最大594ミリの雨が降った。マハラシュトラ州政府はダムの放水に踏み切り、洪水被害を受けた地域の住民約9万人を救助したという。
モディ首相は23日にツイッターで「マハラシュトラ州の状況を注視しており、被害を受けた人に支援を提供している」と述べた。
7月24日
インドで24日、モンスーンの豪雨による死者が115人になった。15万人近くが避難しており、救助隊は泥やがれきをかき分けて生存者の捜索を続けた。
インド西海岸はここ数日豪雨に見舞われており、金融都市ムンバイ(旧ボンベイ)では数十人が行方不明となり、観光地のゴア州では過去数十年で最悪の洪水が発生した。
ムンバイ南部の山腹に位置するTaliye村では土砂災害が発生した。目撃者はAFPに対し、民家数十棟がわずか数分で倒壊し、残ったのはコンクリート製の建物2棟のみだと語った。
22日夜に起きた土砂災害を目撃したディリップ・パンディ(Dilip Pandey)さんはAFPに「あっという間の出来事だった」と語った。「大きな音が聞こえ、村は崩壊した」
救助隊が数時間にわたり捜索・救助活動を行ったが、収容できたのは遺体だけだった。ムンバイがあるマハラシュトラ(Maharashtra)州で豪雨関連の死者は112人確認されており、その約3分の1をTaliye村の土砂災害の死者が占めた。
ゴア州のプラモッド・サワント(Pramod Sawant)首相によると、同州の洪水は過去数十年で最悪で被害は広範囲に及んだが、死者は出ていない。
当局によると、豪雨により南西部カルナタカ(Karnataka)州の広い地域でも洪水が発生し、3人が死亡、9000人が避難した。
8件の土砂災害が報告され、うち1件では列車が脱線した。今後3日間も豪雨や洪水が発生すると予想されており、沿岸部には非常警報が出されている。
7月23日
インド西部マハラシュトラ州で、モンスーンの豪雨により土砂崩れが相次ぎ、合わせて44人が死亡した。当局が23日、発表した。
同州報道官によると、州都の金融都市ムンバイ(旧ボンベイ)の南に位置するライガード県内の3か所で22日夜に土砂崩れが発生。42人が死亡、38人が行方不明になっている。
同報道官の話では、サタラ(Satara)県でも6か所で土砂崩れが起き、2人が死亡した。州内の別の場所でも、最大15人が行方不明になっている。
豪雨に伴う洪水被害は数千人に及んだ。捜索・救助活動のため海空軍も出動したが、ムンバイと南部ゴア(Goa)州を結ぶ幹線道路をはじめ、複数の道路が土砂で通行できなくなっており、難航している。
ムンバイから約250キロ離れたチプルン(Chiplun)では雨が24時間降り続け、一部地域で水位が3.5メートルまで上昇。市内を流れる川が氾濫し、道路や民家が浸水した。
インド気象当局は、今後数日間大雨が続く恐れがあるとして、同州の複数地域に警報を出した。
同国では毎年6~9月のモンスーン期に、洪水や土砂崩れが頻発。脆弱(ぜいじゃく)な建物や壁が倒壊することも多い。
ムンバイでは18日にも、壁の倒壊で数軒の民家が押しつぶされたり、土砂崩れが発生したりして、少なくとも34人が死亡した。
インド ムンバイでモンスーンによる豪雨
インド当局は18日、西部ムンバイ(旧ボンベイ)でモンスーンによる豪雨が発生し、壁の崩壊や地滑りによって住宅が押しつぶされて少なくとも30人が死亡したと発表した。
現地では、死者は32人と報じているメディアもある。
インド国家災害対応部隊(NDRF)によると、現地18日未明、ムンバイ東郊のチェンバーで倒木により壁が崩壊、住民がその下敷きとなった。がれきから17人の遺体を収容し、救助隊が現在も捜索活動を続けている。
また、ムンバイ北東のビクフロリでは地滑りにより住宅5棟が被害を受け、6人が死亡。
現地当局によると、犠牲者は増える恐れがあるとしている。
人口約2000万人のムンバイでは17日以降、豪雨が発生しており、鉄道が冠水し運行不能となるなど、現地の交通機関に影響を及ぼしている。
インド気象局によると、今後2日にわたって「中程度の雨から激しい雨、もしくは雷雨」が予想されている。
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動画
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#WATCH | Maharashtra: Rainwater entered Mumbai’s Borivali east area following a heavy downpour this morning pic.twitter.com/7295IL0K5K
— ANI (@ANI) July 18, 2021
#WATCH | Maharashtra: Daily commuters’ movement affected as roads waterlogged, in Gandhi Market area following incessant rainfall. pic.twitter.com/1LpwYNVK0j
— ANI (@ANI) July 17, 2021