気象庁は2023年3月10日(金)、エルニーニョ監視速報を出し、一昨年の2021年秋から継続していた「ラニーニャ現象」は終息したとみられると発表した。
今後、春は平常の状態が続く可能性が高く(70 %)、夏はエルニーニョ現象が発生する可能性と平常の状態が続く可能性が同程度である(各50 %)と予測した。
⏩️2023年の夏までにエルニーニョ現象発生可能性が80%に|気象庁2023年5月12日
ラニーニャ現象終息
エルニーニョ現象が発生した場合、夏の太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、日本付近は気温が低く、日照時間は少なくなる傾向がある。
また、西日本・日本海側では降水量が多くなる。
ラニーニャ現象終息|エルニーニョ監視速報(No.366)気象庁発表
報道発表日
令和5年(2023年)3月10日(金)
概要
- 2021年秋から続いていたラニーニャ現象は終息したとみられる。
- 今後、春は平常の状態が続く可能性が高い(70%)。夏はエルニーニョ現象が発生する可能性と平常の状態が続く可能性が同程度である(50%)。
本文
2月の太平洋赤道域の海洋と大気の状態は、2021年秋から続いていたラニーニャ現象が終息したとみられます。
今後、春は平常の状態が続く可能性が高く(70%)、夏はエルニーニョ現象が発生する可能性と平常の状態が続く可能性が同程度である(50%)と予測しています。
以上を内容とする「エルニーニョ監視速報(No.366)」を本日14時に発表しました。
資料全文
エルニーニョ監視速報(No.366)について [PDF形式:3.18MB]