石川県で最大震度5強の地震|震源地は石川県能登地方 M5.0
気象庁発表
地震検知日時 | 緯度 | 経度 | マグニチュード | 震源の深さ | 震央地名 |
---|---|---|---|---|---|
2022/06/20 10:31 | 北緯37.5度 | 東経137.3度 | 5.0 | 10km | 石川県能登地方 |
※この地震による津波の心配はありません
各地の震度
震度1以上が観測された市町村
都道府県 | 震度 | 市町村名 |
---|---|---|
石川県 | 5+ | 珠洲市 |
4 | 能登町 | |
3 | 七尾市 | |
輪島市 | ||
2 | 羽咋市 | |
志賀町 | ||
宝達志水町 | ||
中能登町 | ||
穴水町 | ||
金沢市 | ||
小松市 | ||
かほく市 | ||
能美市 | ||
津幡町 | ||
内灘町 | ||
1 | 加賀市 | |
白山市 | ||
新潟県 | 3 | 上越市 |
2 | 糸魚川市 | |
妙高市 | ||
長岡市 | ||
柏崎市 | ||
小千谷市 | ||
十日町市 | ||
出雲崎町 | ||
刈羽村 | ||
佐渡市 | ||
1 | 三条市 | |
加茂市 | ||
見附市 | ||
魚沼市 | ||
南魚沼市 | ||
田上町 | ||
湯沢町 | ||
新潟北区 | ||
新潟東区 | ||
新潟中央区 | ||
新潟秋葉区 | ||
新潟南区 | ||
新潟西区 | ||
新潟西蒲区 | ||
燕市 | ||
五泉市 | ||
阿賀野市 | ||
聖籠町 | ||
弥彦村 | ||
阿賀町 | ||
富山県 | 3 | 富山市 |
舟橋村 | ||
射水市 | ||
2 | 滑川市 | |
黒部市 | ||
立山町 | ||
入善町 | ||
富山朝日町 | ||
高岡市 | ||
氷見市 | ||
小矢部市 | ||
南砺市 | ||
1 | 魚津市 | |
砺波市 | ||
長野県 | 2 | 小谷村 |
小川村 | ||
栄村 | ||
1 | 長野市 | |
大町市 | ||
飯山市 | ||
白馬村 | ||
木島平村 | ||
野沢温泉村 | ||
信濃町 | ||
飯綱町 | ||
松本市 | ||
諏訪市 | ||
茅野市 | ||
安曇野市 | ||
立科町 | ||
下諏訪町 | ||
麻績村 | ||
山形村 | ||
朝日村 | ||
筑北村 | ||
福島県 | 1 | 只見町 |
南会津町 | ||
西会津町 | ||
栃木県 | 1 | 日光市 |
群馬県 | 1 | 沼田市 |
福井県 | 1 | 福井市 |
あわら市 | ||
越前市 | ||
福井坂井市 | ||
永平寺町 | ||
越前町 | ||
岐阜県 | 1 | 高山市 |
飛騨市 | ||
白川村 | ||
瑞穂市 |
報道
NHK
20日午前10時31分ごろ石川県の能登地方で震度5強の揺れを観測する地震がありました。
この地震による津波の心配はありません。
▽震度5強を観測したのは石川県珠洲市です。
▽震度4の揺れを石川県能登町で、
▽震度3の揺れを石川県の七尾市、輪島市、富山県の富山市、射水市舟橋村、新潟県上越市で観測しました。
▽震度2から1の揺れを北陸や関東甲信越、岐阜県、それに福島県の各地で観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は石川県能登地方で震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.0と推定されています。
石川県の能登地方では19日、珠洲市で震度6弱を観測した地震の後も地震が続いていて、気象庁は、今後1週間程度は同じ程度の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
政府 官邸対策室で情報収集
揺れの注意点は
【落石や崖崩れなど注意】
【片付けなども注意】
決して無理をしないようにして、室内を歩くときはスリッパや靴をはくようにしてください。
不安を感じる場合は、安全な場所に避難してください。
専門家「19日の地震の余震と考えられる 引き続き注意を」
また、「19日、震度6弱を観測した地震と震源が近く、余震と考えられる。能登半島では去年の夏から地震活動が高まっていて、一連の活動のひとつではないか。また、2018年ごろからいわゆる地震が群発するような状態となっている。一般的には数か月から数年にわたって活動が続く可能性があるので、引き続き注意が必要だ」と指摘しています。
また「地震の規模はマグニチュード5クラスと内陸で起きる地震ではそれほど大きくはないが、震源が浅いため強い揺れになったと考えられる。木造家屋に影響が出やすい周期1秒程度の“ゆさゆさ”とした揺れが観測されていて、強い揺れが繰り返され家屋などへの影響が蓄積されているおそれもある」としたうえで「繰り返す揺れに不安を感じる場合には、しばらくは安全な場所に身を移すことを検討するほか、がけ崩れや土砂崩れなど身の回りの安全に常に注意を払って欲しい」と呼びかけました。
石川 能登地方 地震活動が活発
気象庁によりますと、4年前(2018)ごろから小規模な地震の活動が確認され、おととし(2020)12月以降、活発化する傾向がみられていたということです。
特に去年(2021年)の春以降、震源が少しずつ変わりながら活動が活発になっており、去年9月にはマグニチュード5.1の地震が起き珠洲市で震度5弱の揺れを観測しました。
地殻変動 関連指摘も
地震活動が活発になったおととし(2020年)12月ごろから、地面が隆起する地殻変動も観測されていて地震との関連が指摘されています。
地殻変動はことしに入ってもゆるやかに続いていて、珠洲市の観測点ではこれまでに地面が4センチほど隆起しています。
周囲に火山がない場所でこれだけの変化が観測されるのは珍しく、メカニズムについては専門家でも議論が続いています。
地殻変動が専門で京都大学防災研究所の西村卓也准教授がその要因として指摘しているが地下の深さ十数キロの場所に流れ込んだ「なんらかの流体」です。
かつて、太平洋側から地下深くに沈み込んだプレートの岩石から水分が分離して上昇した可能性もあるとしていますが詳しくはわからないとしています。
西村准教授によりますとことしに入り地殻変動はペースを落としながらも続いていて、地震活動も活発な状態だったことから、引き続き規模の大きな地震が起きるおそれがあるとして、揺れへの警戒が必要だとしています。
能登地方 過去にも地震被害
1993年(平成5年)には能登半島の北の沖合でマグニチュード6.6の地震が発生しています。
能登地方での地震 2020年12月以降で150回以上
能登地方では19日、珠洲市で震度6弱を観測した地震の後、20日午前11時までに震度1以上の体に感じる揺れを観測した地震は今回の珠洲市で震度5強を観測した地震も含めて10回起きています。
気象庁は、今後1週間程度は震度6弱程度の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。