地震

ミャンマーでM7.7の地震 タイ・バンコク長周期地震動による被害|2025年3月28日午後3時20分頃

ミャンマーでM7.7の地震 タイ・バンコク長周期地震動による被害|2025年3月28日午後3時20分頃

日本時間2025年3月28日午後3時20分頃、ミャンマーでM7.7の大規模な地震が発生しました。USGSによると震源地はミャンマー北部の都市サガインの北北西16km付近で、地震の深さは10kmと推定されています。この地震で最大1300万人が「強い」から「激しい」揺れを感じた可能性があるとしています。
地震の揺れは近隣のバングラディシュ、インド、ラオス、タイ、中国などにも広がりました。M7.4を観測を観測したタイの首都バンコクでは、チャトチャック地区で建設中のビルが倒壊し40人以上の建設作業員が行方不明、また、商業施設に閉じ込められるなどの被害が出ていると報じられています。Myanmar

ミャンマーで発生した巨大地震で、同国国営通信は、これまでに死者694人、負傷者1670人と報じました。タイのビル倒壊現場では7人の死亡が確認され、依然85人が行方不明です。ミャンマーでは、2021年のクーデターで軍事政権が権力を握って以来、政治的混乱が続き、ラジオやテレビ、印刷物、オンラインメディアはほぼすべて、軍事政権が統制していて、インターネットの使用も制限されていることから、現地情報の入手に支障を来しています。

今回の地震は、ミャンマー国内を南北に長さ1千キロ以上通る、ザガイン(Sagaing)断層の一部で、このうちの200キロ部分が横ずれしたとみられています。現地は200年近く地震が起きていなかった空白域で、同志社大の堤浩之教授(変動地形学)は「世界でも第一級の活動度がある断層だ」と指摘、「起こりうるところで起こってしまった」とコメントしています。

震源から約1,000km離れたタイ・バンコクでの建物が倒壊するなどの被害は、長周期地震動の影響による可能性が高いと報じられています。

ミャンマーで拘束されているアウンサンスーチー氏は地震による被害を受けておらず、首都ネピドーの拘置所にいると、拘置所当局に近い情報筋がBBCのビルマ語放送に語った。BBC報道

ミャンマー地震 同国軍事政権はこれまでに死者1644人、負傷者3408人、行方不明者は139人と発表。タイ・バンコクのビル倒壊現場ではこれまでに11人の死亡を確認 3/30 午前1時時点

ミャンマーでM7.7の地震 隣国タイでビルが倒壊するなどの被害

USGS発表 M 7.7 – 16 km NNW of Sagaing, Myanmar

■Magnitude uncertainty
7.7 mww ± 0.0

■Location uncertainty
22.013°N 95.922°E ± 8.0 km

■Depth uncertainty
10.0 km ± 1.8

■Origin Time
2025-03-28 06:20:54.002 UTC

M 7.7 – 16 km NNW of Sagaing, Myanmar

 

余震とみられる地震

■Magnitude uncertainty
6.4 mb ± 0.0

■Location uncertainty
21.710°N 95.970°E ± 7.5 km

■Depth uncertainty
10.0 km ± 1.8

■Origin Time
2025-03-28 06:32:04.775 UTC

M 6.4 – 18 km S of Sagaing, Myanmar

 

 

気象庁発表

地震検知日時 緯度 経度 マグニチュード 震源の深さ 震央地名
2025/03/28 15:20 北緯22.0度 東経095.9度 7.7 深さ不明 インド付近

 

報道・SNS

CNBC-TV18 LIVE タイ

Myanmar, Thai Earthquake LIVE | 7.3 Magnitude Earthquake Rocks Bangkok Prompting Evacuations | N18G

 

SNS

タイで建設中のビル倒壊するなど被害

ミャンマーで発生したM7.7の地震で、隣国タイ・バンコクのビルが倒壊し少なくとも43人建設作業員が行方不明 = 現地報道

 

 

 

 

 

 

 

■タイ・バンコク

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