中国最北端の街 零下53度の寒さを記録|2023年1月24日
中国最北端に位置する黒竜江省漠河市で、零下53度の史上最低気温が観測された。
漠河はロシア・シベリアに近い「中国の北極」とも呼ばれる都市。中国では珍しい亜寒帯に属する。
黒竜江省の気象当局によると、中国の旧正月(春節)にあたる22日の気温が零下53度まで下がり、これまで最低記録だった1969年の52.3度を下回った。
ロシア側では先週、「世界でも最も寒い都市」として知られるヤクーツクが零下62.7度と、この20年あまりで一番の寒さを記録していた。
漠河の冬は10月初めから5月まで続き、この間の平均気温は零度を下回る。2018年には空気中に氷の結晶が浮遊する「氷霧(こおりぎり)」が観測された。
地元当局によると、寒波は今週も続くとみられ、氷霧の発生も予想される。
中国は昨年の夏、約60年ぶりの熱波に見舞われた。広い範囲で異常な暑さが70日あまり続き、南西部の四川省では計画停電による工場の操業停止などが相次いだ。
CNN202201241741JST
「中国の北極」で氷点下50度 過去54年で最低 黒竜江省漠河市|2023年1月21日
「中国の北極」と呼ばれる黒竜江省漠河市で20日午前7時48分、強い寒気の影響で気温が氷点下50度まで下がり、過去54年間の最低気温を記録した。
低温の影響で市街地では小さな氷晶が大気中を浮遊する氷霧(こおりぎり)が発生した。
新華社202301211404
「中国の北極」で氷点下50度|Xinhua Japanese Youtube