気象・災害

カムチャツカ半島のクラシェニンニコフ山が約600年ぶりに噴火

カムチャツカ半島のクラシェニンニコフ山が約600年ぶりに噴火

最終更新日 2025年8月3日 19:59 The Unavailable Japan Weather Staff

2025年8月3日、ロシア領カムチャツカ半島にあるクラシェニンニコフ山が噴火しました。現地報道などによると、カムチャッカ火山噴火対応チーム(KVERT)によって報告されました。ロシアの通信者が報じました。

「クラシェニンニコフ火山の爆発的な噴火は、現地8月2日16時50分に始まり、噴出した火山灰は海抜3~4キロの高さに達した。これは観測史上、この火山の初めての噴火である」との声明が発表されています。

カムチャツカ火山噴火対応チームを統括するオルガ・ギリナ氏のテレグラムによると、クラシェニンニコフ火山で溶岩流が最後に発生したのは西暦1463年(前後40年と推定)。

カムチャッカ地方非常事態省本部によると、噴煙は高度6キロメートルに達し、「噴煙は火山から東の太平洋に向かって広がっています。噴煙の経路沿いには居住地域はありません。居住地域での降灰は記録されていません。火山周辺には登録された観光団体はありません」とコメントしました。

クラシェニンニコフ山は、東部火山帯に属し、クロノツコエ湖の南13km、ペトロパブロフスク・カムチャツキーから200kmに位置しています。直径最大9kmのカルデラ内には、円錐状の火山体が複雑に融合した火山構造が広がっています。直径2kmの中央カルデラには、2つの円錐状の火山体が重なり合っており、最小の高さは150m、火口の直径は60mです。

クラシェニンニコフ火山にはオレンジ色の航空危険コードが出されてました。

カムチャツカ半島では、クリュチェフスカヤ山で7月31日に噴火が発生し、噴煙が高さ6000メートルまで上がりました。

 

気象庁遠地地震情報 カムチャツカ半島付近でM7.0

カムチャツカ半島はUTC+12 で日本のUTC+9 よりも3時間進んでいます。

地震検知日時 緯度 経度 マグニチュード 震源の深さ 震央地名
2025/08/03 14:38 北緯50.5度 東経157.8度 7.0 深さ不明 カムチャツカ半島付近

日本の気象庁は遠地地震情報を出し、「この地震による日本への津波の影響はありません」と発表しています。

ハワイ・太平洋津波警報センターから気象庁に通知。

NOAA(アメリカ海洋大気局)はこの地震による津波のおそれはないとしています。

 

USGS発表 M 6.8 – 118 km E of Severo-Kuril’sk, Russia

Magnitude
uncertainty 6.8 mww ± 0.1

Location
uncertainty 50.580°N 157.799°E ± 8.0 km

Depth
uncertainty 35.0 km ± 1.9

Origin Time
2025-08-03 05:37:55.562 UTC

カムチャツカ半島のクラシェニンニコフ山が約600年ぶりに噴火

https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us6000qxt4/executive

 

カムチャツカ半島(ロシア語: Полуостров Камчатка / 英語:Kamchatka)

クラシェニンニコフ(ロシア語:Кроноцкое / 英語:Kronotsky)

 

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