富士山で初冠雪を観測 平年より3日遅く昨年より5日遅い
甲府地方気象台は2023年10月5日(木)、富士山の初冠雪を発表しました。
気象台職員が午前7時半ごろ、山頂付近にはっきりと雪がかかっているのを目視で確認しました。
3日夜遅くから4日にかけて低気圧による雨雲が山頂にかかり、雪が降り続いたとみられ、標高3775メートルにある観測点は、5日午前4時には氷点下2.5度まで冷え込みました。
富士山の初冠雪は、昨日の北海道大雪山系旭岳の初冠雪に続いて、今年国内で2番目の観測となりました。
麓の山梨県富士吉田市も「初雪化粧」を宣言しました(富士吉田市の宣言は、麓から約40キロ離れている甲府地方気象台が雲や霧で初冠雪を確認できない場合に備え、2006年から独自に発表)。
富士山の初冠雪は、気象台の職員が目視で観測していて、現在は、山梨県にある甲府地方気象台のみが発表しています。
以前は、静岡県の三島測候所や山梨県の河口湖測候所でも観測していましたが、2003年に無人化され、観測を終えています。
最近の富士山初冠雪
富士山 初冠雪を観測 2022
富士山 初冠雪を観測|甲府地方気象台2022年9月30日08時01分配信
富士山 9年ぶりに全国で今シーズン初めての初冠雪発表
富士山 9年ぶりに全国で今シーズン初めての初冠雪発表|2021年9月7日