地震

南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」初の発表|概要と自治体・交通機関等動向

8月8日16時43分頃に発生した地震と南海トラフ地震との関連性についての調査を開始しました。南海トラフ地震で被害が想定される地域の方は、個々の状況に応じて、身の安全を守る行動を取ってください。

 

南海トラフ 巨大地震注意 気象庁が初の臨時情報

 

【速報】根拠のないデマに注意呼びかけ 南海トラフ注意情報受け官房長官

 

南海トラフ地震臨時情報が発表されたら!内閣府防災情報のページ

 

※本文追記中

動向

情報重複の場合があります

JR東海は8月8日、幹部らも参加する対策本部を設置

交通機関

JR各社

■JR東海
東海道新幹線は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が解除になるまでの間、三島駅~三河安城駅間で速度を落として運転します。これにより、全列車で少なくとも10分以上の遅れが見込まれるとしています。旅行計画を変更する場合、無手数料で変更・払い戻しを行う特別対応を実施します。

在来線では、JR東海・JR東日本・JR西日本・JR四国が関係する「寝台特急 サンライズ出雲・瀬戸号」、JR東海とJR西日本が関係する「特急 南紀号」、JR東海の「特急 伊那路号」・「特急 ふじかわ号」を、巨大地震注意が解除となるまでの間運休します。運休期間は1週間程度を見込んでいるものの、今後の状況次第で変更になるとしています。

■JR東日本
8日から当面の間、東海道線(平塚~熱海間)・伊東線(熱海~伊東間)・中央線(大月~茅野間)の上下線で、速度を落として運転を行います。これにより、東海道線・湘南新宿ライン・上野東京ライン・伊東線・中央線では、遅れや運休が発生する場合があるとしています。また直通運転を行う伊豆急行線でも、伊東~伊豆急下田間で徐行運転を実施しています。

■JR西日本
紀伊半島南部の海沿いを走る紀勢線(きのくに線)では、新宮~御坊間で当面の間、徐行運転を行います。また「特急 くろしお」は、和歌山~白浜・新宮間で当面の間、運転を取りやめます。

■JR四国
牟岐線(由岐~阿波海南間)・土讃線(吾桑~土佐久礼間)で当面の間、徐行運転を行います。これにより、高知駅での接続が変更になり乗り換えができない場合や、高知~窪川間では運休が発生する可能性があるとしています。また、一部直通運転を行う土佐くろしお鉄道も、中村・宿毛線で徐行運転を実施することが発表されています。

■JR九州
9日(金)の運行計画として、九州新幹線(博多〜鹿児島中央間)・西九州新幹線(武雄温泉~長崎間)は通常運行するものの、在来線では「特急 きりしま」・「特急 ひゅうが」・「特急 海幸山幸」は全列車運休、「特急 にちりん」・「特急 にちりんシーガイア」は一部区間・列車が運休になります。快速列車や普通列車では、日豊本線(佐伯~延岡間、延岡~鹿児島間)・日南線(南宮崎~志布志間)・宮崎空港線(田吉~宮崎空港間)・吉都線(吉松~都城間)・肥薩線(吉松~隼人間)で始発から運転を見合わせます。

 

運休列車一覧

  • 身延線特急「ふじかわ」(甲府~静岡間)全列車 ※普通列車は通常運行
  • 飯田線特急「伊那路」(豊橋~飯田間)全列車 ※普通列車は通常運行
  • 紀勢本線特急「南紀」(名古屋~紀伊勝浦間)全列車 ※普通列車は一部減速運行
  • 近鉄特急(五十鈴川~賢島間)運転区間短縮 ※普通列車は通常運行
  • 紀勢本線特急「くろしお」(和歌山~新宮間)全列車 ※普通列車は御坊~新宮間一部減速運行
  • 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線(安芸~奈半利間)全列車 普通列車も運転見合わせ
  • 日豊本線特急「にちりん」(佐伯~宮崎空港間)全列車 普通列車も運転見合わせ
  • 日豊本線特急「ひゅうが」(延岡~宮崎空港間)全列車 普通列車も運転見合わせ
  • 日豊本線特急「きりしま」(宮崎~鹿児島中央間)全列車 普通列車も運転見合わせ
  • 寝台特急「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」(東京~高松・出雲市間)全列車 ※普通列車は一部減速運行

近畿日本鉄道では近鉄名古屋~大阪難波間運転の名阪甲特急を停車駅を増やすことで表定速度を落とす。

 

8月8日以降減速運転を行う区間

  • 東海道新幹線三島~三河安城間(220km/h程度で運転し20分~30分程度遅延)
  • 東海道線大磯~熱海間
  • 伊東線熱海~伊東間
  • 伊豆急行線伊東~伊豆急下田間
  • 中央本線大月~茅野間
  • 紀勢本線御坊~新宮間
  • 牟岐線由岐~阿波海南間
  • 土讃線吾桑~土佐久礼間
  • ごめん・なはり線御免~安芸間

 

通信各社

NTTはグループの各社で「情報連絡室」を設置し、情報収集態勢を強化しました。

KDDIは社内の連絡態勢を強化し、移動基地局などが機動的に動かせるよう準備を行っているほか、水や食料など備蓄品の確認を進めています。

ソフトバンクは臨時情報の対象地域にある拠点で情報連絡態勢を強化するとともに移動基地局や非常用電源などが基地局に配備されているか確認を進めているということです。

楽天モバイルは、地震を受け災害対策本部を立ち上げ、社内の連絡態勢を強化しているほか、地震による停電に備えて対象地域で基地局の消費電力を抑える緊急モードに切り替える準備を進めているということです。

楽天モバイルの矢澤俊介社長は9日の楽天グループの決算会見で「南海トラフの巨大地震を想定した機材の準備をしてきたが、臨時情報を受けて、バッテリーや発電機、それに移動基地局などを臨時情報の該当エリアに向けて少しずつ移動させ始めている」と述べました。(NHK)

 

電力各社

中部電力は、名古屋市内の本店に「連絡所」を設置し、各地の情報収集にあたるとともに、本店と各支店に昼夜を問わず1人以上が待機する体制を取っています。また静岡県御前崎市にある浜岡原子力発電所でも、「地震待機体制」を発令して、一時、およそ300人を待機させ、施設の点検などを行ったということです。

九州電力は、福岡市内の本店に「南海トラフ地震対策総本部」を設置するとともに、大分、宮崎、鹿児島の各支店に対策本部を設置しました。各地の状況や関係機関との連絡体制の確認などを進めているということです。

関西電力は、大阪市内の本店に対策本部を立ち上げて、情報収集を進めるとともに、9日午前中、対策会議を開き、今後の対応を検討することにしています。

東京電力と中部電力が出資し、愛知県や三重県などに発電所を持つ発電事業者の「JERA」は非常態勢を取りました。火力発電の燃料となるLNG=液化天然ガスや石炭の運搬船との間で連絡体制や非常時の対応を再確認しているほか、各事業所で食料や資材といった備蓄の確認を行っています。(NHK)

 

自治体・企業・ほか

名古屋市内の小中高35校 8月16日まで部活動中止

地震でロケット打ち上げ延期 観測ロケットS-520-34号機 肝付町・内之浦宇宙空間観測所 JAXA

海水浴場閉鎖 花火大会中止 JR特急運転取り止め 和歌山

全従業員に安否確認の方法や備蓄品の点検などの再確認を呼びかけ スズキ

電力各社が非常時態勢入り 地震発生の連絡、避難手順を確認

甲子園 高校野球の大会本部、避難誘導の手順など確認 甲子園でも情報周知へ

千葉県は「情報収集態勢」 南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」で

 

南海トラフ地震臨時情報「巨大地震に注意」

7日以内にM8クラスの地震発生は1437事例中6例

【南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)】(R6.08.08)南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられます。今後の政府や自治体などからの呼びかけ等に応じた防災対応をとってください。

令和6年8月8日19時15分
気象庁

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)

** 見出し **
本日(8日)16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震と南海トラフ地震との関連性について検討した結果、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられます。今後の政府や自治体などからの呼びかけ等に応じた防災対応をとってください。

** 本文 **
本日(8日)16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。その後の地震活動は活発な状態が続いています。また、ひずみ観測点では、この地震に伴うステップ状の変化が観測されています。

気象庁では、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を臨時に開催し、この地震と南海トラフ地震との関連性について検討しました。

この地震は、西北西・東南東方向に圧力軸をもつ逆断層型で、南海トラフ地震の想定震源域内における陸のプレートとフィリピン海プレートの境界の一部がずれ動いたことにより発生したモーメントマグニチュード7.0の地震と評価されました。

過去の世界の大規模地震の統計データでは、1904年から2014年に発生したモーメントマグニチュード7.0以上の地震1,437事例のうち、その後同じ領域でモーメントマグニチュード8クラス以上の地震が発生した事例は、最初の地震の発生から7日以内に6事例であり、その後の発生頻度は時間とともに減少します。このデータには、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(モーメントマグニチュード9.0)が発生した2日前に、モーメントマグニチュード7クラスの地震が発生していた事例が含まれます。世界の事例ではモーメントマグニチュード7.0以上の地震発生後に同じ領域で、モーメントマグニチュード8クラス以上の地震が7日以内に発生する頻度は数百回に1回程度となります。

これらのことから、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられます。

南海トラフ地震には多様性があり、大規模地震が発生した場合の震源域は、今回の地震の周辺だけにとどまる場合もあれば、南海トラフ全域に及ぶ場合も考えられます。

最大規模の地震が発生した場合、関東地方から九州地方にかけての広い範囲で強い揺れが、また、関東地方から沖縄地方にかけての太平洋沿岸で高い津波が想定されています。

今後の政府や自治体などからの呼びかけ等に応じた防災対応をとってください。

気象庁では、引き続き注意深く南海トラフ沿いの地殻活動の推移を監視します。

※モーメントマグニチュードは、震源断層のずれの規模を精査して得られるマグニチュードです。気象庁が地震情報等で、お知らせしているマグニチュードとは異なる値になる場合があります。
※評価検討会は、従来の東海地域を対象とした地震防災対策強化地域判定会と一体となって検討を行っています。

** 次回発表予定 **
今後は、「南海トラフ地震関連解説情報」で地殻活動の状況等を発表します。

** (参考) 南海トラフ地震に関連する情報の種類 **
【南海トラフ地震臨時情報】
情報発表条件:
○南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合
○観測された異常な現象の調査結果を発表する場合

情報名に付記するキーワード:
○「調査中」 下記のいずれかにより臨時に「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」を開催する場合
・監視領域内※1でマグニチュード6.8以上の地震※2が発生
・1カ所以上のひずみ計での有意な変化と共に、他の複数の観測点でもそれに関係すると思われる変化が観測され、想定震源域内のプレート境界で通常と異なるゆっくりすべりが発生している可能性がある場合など、ひずみ計で南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる変化を観測
・その他、想定震源域内のプレート境界の固着状態の変化を示す可能性のある現象が観測される等、南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる現象を観測
○「巨大地震警戒」 想定震源域内のプレート境界において、モーメントマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価した場合
○「巨大地震注意」
・監視領域内※1において、モーメントマグニチュード7.0以上の地震※2が発生したと評価した場合(巨大地震警戒に該当する場合は除く)
・想定震源域内のプレート境界において、通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価した場合
○「調査終了」 (巨大地震警戒)、(巨大地震注意)のいずれにも当てはまらない現象と評価した場合
※1 南海トラフの想定震源域及び想定震源域の海溝軸外側50km程度までの範囲
※2 太平洋プレートの沈み込みに伴う震源が深い地震は除く

【南海トラフ地震関連解説情報】
情報発表条件:
○観測された異常な現象の調査結果を発表した後の状況の推移等を発表する場合
○「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会合における調査結果を発表する場合(ただし南海トラフ地震臨時情報を発表する場合を除く)
※すでに必要な防災対応がとられている際は、調査を開始した旨や調査結果を南海トラフ地震関連解説情報で発表する場合があります。

最近30日間に発表された「南海トラフ地震臨時情報」および「南海トラフ地震関連解説情報」

 

気象庁は初の南海トラフ地震臨時情報「調査中」を発表

気象庁はこの地震を受けて、17時00分に「南海トラフ地震臨時情報・キーワード【調査中】」を発表した。

気象庁では、今回発生した地震と南海トラフ地震との関連性についての調査を開始しました。このため、8日17時30分から南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を開催する。

 

南海トラフ地震臨時情報(調査中)令和6年8月8日17時00分気象庁

南海トラフ地震臨時情報(調査中)

** 見出し **
8月8日16時43分頃に発生した地震と南海トラフ地震との関連性についての調査を開始しました。南海トラフ地震で被害が想定される地域の方は、個々の状況に応じて、身の安全を守る行動を取ってください。

** 本文 **
8月8日16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード6.9(速報値)の地震が発生しました。

気象庁では、今回発生した地震と南海トラフ地震との関連性についての調査を開始しました。このため、8日17時30分から南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を開催します。
南海トラフ地震で被害が想定される地域の方は、個々の状況に応じて、身の安全を守る行動を取ってください。

※評価検討会は、従来の東海地域を対象とした地震防災対策強化地域判定会と一体となって検討を行っています。

** 次回発表予定 **
調査結果がまとまり次第、「南海トラフ地震臨時情報」でお知らせします。

** (参考) 南海トラフ地震に関連する情報の種類 **
【南海トラフ地震臨時情報】
情報発表条件:
○南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合
○観測された異常な現象の調査結果を発表する場合

情報名に付記するキーワード:
○「調査中」 下記のいずれかにより臨時に「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」を開催する場合
・監視領域内※1でマグニチュード6.8以上の地震※2が発生
・1カ所以上のひずみ計での有意な変化と共に、他の複数の観測点でもそれに関係すると思われる変化が観測され、想定震源域内のプレート境界で通常と異なるゆっくりすべりが発生している可能性がある場合など、ひずみ計で南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる変化を観測
・その他、想定震源域内のプレート境界の固着状態の変化を示す可能性のある現象が観測される等、南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる現象を観測
○「巨大地震警戒」 想定震源域内のプレート境界において、モーメントマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価した場合
○「巨大地震注意」
・監視領域内※1において、モーメントマグニチュード7.0以上の地震※2が発生したと評価した場合(巨大地震警戒に該当する場合は除く)
・想定震源域内のプレート境界において、通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価した場合
○「調査終了」 (巨大地震警戒)、(巨大地震注意)のいずれにも当てはまらない現象と評価した場合
※1 南海トラフの想定震源域及び想定震源域の海溝軸外側50km程度までの範囲
※2 太平洋プレートの沈み込みに伴う震源が深い地震は除く

【南海トラフ地震関連解説情報】
情報発表条件:
○観測された異常な現象の調査結果を発表した後の状況の推移等を発表する場合
○「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会合における調査結果を発表する場合(ただし南海トラフ地震臨時情報を発表する場合を除く)
※すでに必要な防災対応がとられている際は、調査を開始した旨や調査結果を南海トラフ地震関連解説情報で発表する場合があります。

 

動向

■午後7時45分
気象庁「南海トラフ地震の評価検討会」記者会見

■午後5時前
松村防災担当大臣、総理大臣官邸に入る

■午後4時44分
政府は総理大臣官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置

 

南海トラフ地震臨時情報について

南海トラフ地震に関連する情報の種類と発表条件

情報名 情報発表条件
南海トラフ地震臨時情報
  • 南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合
  • 観測された異常な現象の調査結果を発表する場合
南海トラフ地震関連解説情報
  • 観測された異常な現象の調査結果を発表した後の状況の推移等を発表する場合
  • 「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会合における調査結果を発表する場合(ただし南海トラフ地震臨時情報を発表する場合を除く)

※すでに必要な防災対応がとられている際は、調査を開始した旨や調査結果を南海トラフ地震関連解説情報で発表する場合があります

 

南海トラフ地震臨時情報」に付記するキーワード

キーワード 各キーワードを付記する条件
調査中 下記のいずれかにより臨時に「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」を開催する場合

  • 監視領域内(下図黄枠部)でマグニチュード6.8以上※1 の地震※2が発生
  • 1カ所以上のひずみ計※3での有意な変化※4と共に、他の複数の観測点でもそれに関係すると思われる変化※4が観測され、想定震源域内のプレート境界(下図赤枠部)で通常と異なるゆっくりすべり※5が発生している可能性がある場合など、ひずみ計で南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる変化を観測
  • その他、想定震源域内のプレート境界の固着状態の変化を示す可能性のある現象が観測される等、南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる現象を観測
巨大地震警戒 想定震源域内のプレート境界において、モーメントマグニチュード※68.0以上の地震が発生したと評価した場合
巨大地震注意
  • 監視領域内において、モーメントマグニチュード7.0以上の地震※2が発生したと評価した場合(巨大地震警戒に該当する場合は除く)
  • 想定震源域内のプレート境界面において、通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価した場合
調査終了 (巨大地震警戒)、(巨大地震注意)のいずれにも当てはまらない現象と評価した場合

 

南海トラフ地震臨時情報(調査中)【南海トラフ地震臨時情報】気象庁発表

情報名称 南海トラフ地震臨時情報
発表時刻 2024-08-08 17:00:32+09
標題 南海トラフ地震臨時情報(調査中)
見出し文 8月8日16時43分頃に発生した地震と南海トラフ地震との関連性についての調査を開始しました。南海トラフ地震で被害が想定される地域の方は、個々の状況に応じて、身の安全を守る行動を取ってください。
編集官署名 気象庁本庁
発表官署名 気象庁
公式発表時刻 2024-08-08 17:00:00+09
基点時刻 2024-08-08 17:00:00+09
識別情報 20240808170000

 

XML電文

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<Title>南海トラフ地震臨時情報</Title>
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<Title>南海トラフ地震臨時情報(調査中)</Title>
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<InfoKind>南海トラフ地震に関連する情報</InfoKind>
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8月8日16時43分頃に発生した地震と南海トラフ地震との関連性についての調査を開始しました。南海トラフ地震で被害が想定される地域の方は、個々の状況に応じて、身の安全を守る行動を取ってください。
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<EarthquakeInfo type=”南海トラフ地震に関連する情報”>
<InfoKind>南海トラフ地震臨時情報</InfoKind>
<InfoSerial codeType=”地震関連情報番号コード”>
<Name>調査中</Name>
<Code>111</Code>
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<Text>
8月8日16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード6.9(速報値)の地震が発生しました。

気象庁では、今回発生した地震と南海トラフ地震との関連性についての調査を開始しました。このため、8日17時30分から南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を開催します。
南海トラフ地震で被害が想定される地域の方は、個々の状況に応じて、身の安全を守る行動を取ってください。

※評価検討会は、従来の東海地域を対象とした地震防災対策強化地域判定会と一体となって検討を行っています。
</Text>
<Appendix>
** (参考) 南海トラフ地震に関連する情報の種類 **
【南海トラフ地震臨時情報】
情報発表条件:
○南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合
○観測された異常な現象の調査結果を発表する場合

情報名に付記するキーワード:
○「調査中」 下記のいずれかにより臨時に「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」を開催する場合
・監視領域内※1でマグニチュード6.8以上の地震※2が発生
・1カ所以上のひずみ計での有意な変化と共に、他の複数の観測点でもそれに関係すると思われる変化が観測され、想定震源域内のプレート境界で通常と異なるゆっくりすべりが発生している可能性がある場合など、ひずみ計で南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる変化を観測
・その他、想定震源域内のプレート境界の固着状態の変化を示す可能性のある現象が観測される等、南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる現象を観測
○「巨大地震警戒」 想定震源域内のプレート境界において、モーメントマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価した場合
○「巨大地震注意」
・監視領域内※1において、モーメントマグニチュード7.0以上の地震※2が発生したと評価した場合(巨大地震警戒に該当する場合は除く)
・想定震源域内のプレート境界において、通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価した場合
○「調査終了」 (巨大地震警戒)、(巨大地震注意)のいずれにも当てはまらない現象と評価した場合
※1 南海トラフの想定震源域及び想定震源域の海溝軸外側50km程度までの範囲
※2 太平洋プレートの沈み込みに伴う震源が深い地震は除く

【南海トラフ地震関連解説情報】
情報発表条件:
○観測された異常な現象の調査結果を発表した後の状況の推移等を発表する場合
○「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会合における調査結果を発表する場合(ただし南海トラフ地震臨時情報を発表する場合を除く)
※すでに必要な防災対応がとられている際は、調査を開始した旨や調査結果を南海トラフ地震関連解説情報で発表する場合があります。
</Appendix>
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<NextAdvisory>
調査結果がまとまり次第、「南海トラフ地震臨時情報」でお知らせします。
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