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インドネシアのルアング火山が再び噴火 住民の避難続く 気象庁は津波監視

インドネシア ルアング火山噴火

AP

日本時間2024年4月17日(水)午後9時過ぎの噴火に続いて、同30日(火)午前4時頃、インドネシアのルアング火山が再び噴火した。 2週間で2度目となる噴火は、およそ2kmの上空にまで噴煙を噴き上げ、人口43万を超える都市マナドを含むエリアでは、灰や砂、石が空から降ってきて、自動車は昼間にヘッドライトを点灯しなければならない状況となった。

火山活動の活発化をセンサーが感知したことを受け、インドネシア地質局はスラウェシ島の火山の警戒レベルを再び最高レベルに引き上げた。同庁は住民や登山者に対し、火山の火口から少なくとも6km(3.7マイル)離れた場所に留まるよう呼び掛けた。

北スラウェシ州にあるこの標高725 メートルの火山は、州都マナドにあるサム ラトゥランギ国際空港の北東約95kmに位置し、視程の低下と降灰による航空機のエンジントラブルに対する危険性から、同空港は火曜日朝閉鎖された。また、エアアジアは水曜日のインスタグラムへの投稿で、マレーシアのボルネオ島のいくつかの都市を発着する航空便が噴火の影響を受けたと発表した。

ロイター通信によると、5月1日、インドネシアのタグランダン島では水曜日、ルアング火山から灰色の煙が噴出し続ける中、数百人の住民が島の港で避難を待っていたことが国家捜索救助庁の映像で明らかとなり、当局によると同島から1万2000人以上を避難させたという。

Crazy scenes in Indonesia as the Mount Ruang volcano erupts again

 

4月17日の噴火▶インドネシアのルアング火山で大規模な噴火 気象庁が日本への津波の影響などを監視

 

気象庁の発表

午前11時30分、気象庁は「日本への津波の影響はない」と発表。


令和6年4月30日04時00分頃のルアング火山(インドネシア)の大規模噴火について(第2報)

報道発表日:令和6年4月30日

火山の噴火の概要
噴火発生日時 4月30日04時00分頃(日本時間)
火山名 ルアング火山
噴煙高度 約63,000フィート(約19,000メートル)

○ 留意事項
日本への津波の有無については現在調査中です。

令和6年4月30日04時00分頃(日本時間)にルアング火山で大規模な噴火が発生しました(ダーウィン航空路火山灰情報センター(VAAC)による)。

30日09時30分現在、海外および国内の観測点で有意な潮位変化は観測されていません。


令和6年4月30日04時00分頃のルアング火山(インドネシア)の大規模噴火について

報道発表日:令和6年4月30日

火山の噴火の概要
噴火発生日時 4月30日04時00分頃(日本時間)
火山名 ルアング火山
噴煙高度 約63,000フィート(約19,000メートル)

○ 留意事項
日本への津波の有無については現在調査中です。

令和6年4月30日04時00分頃(日本時間)にルアング火山で大規模な噴火が発生しました(ダーウィン航空路火山灰情報センター(VAAC)による)。

この噴火に伴って津波が発生して日本へ到達する場合、到達予想時刻は早いところ(沖縄県地方)で、30日06時00分頃です。予想される津波の最大波の高さは不明です。

噴火に伴う気圧波に対応すると考えられる明瞭な変化は見られていません。

海外及び国内の検潮所では、06時40分現在、有意な潮位変化は観測されていません。今後の津波の観測状況については、随時お知らせします。

今後の情報に注意してください。

資料全文 令和6年4月30日04時00分頃のルアング火山(インドネシア)の大規模噴火について [PDF形式: 2.5MB]

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